屋根の数

屋根の数が増えれば、費用も増えます。屋根の数は建物によって異なり、細かく分かれている場合は養生シートや足場などが多く必要ですので、より費用がかかるのが一般的です。

塗布する面積

塗装面積によっても、コストは変わります。単純に面積が広くなるほど、より多くの塗料が必要になるためです。また、面積が広くなるほど高圧洗浄の作業や足場の数も増えることも、コストに影響する理由として挙げられます。

屋根の勾配

屋根の勾配が急になるほど面積も広くなるため、料金は高額になる傾向があります。また、急勾配の屋根の場合、安定性を確保するために足場を追加で設置する必要がある点も費用に影響します。ただし、急勾配の屋根が多い地域の場合は、相場と比較して費用がさほど高額にならないケースも少なくありません。

屋根材の種類

屋根材の種類によって、料金は変化します。屋根材に合わせて、相性のよい塗料や工法を選択する必要があるためです。一般的には、高価な屋根材ほど丁寧な作業が求められるため、塗装費用も高額になる傾向があります。

屋根の形状

同じ面積でも形が複雑になるほど、料金は高額になるのが一般的です。複雑な形状だと結合部が多くなり、雨漏り対策で補修すべき箇所が増えます。丁寧な作業が必要となれば、料金はより高額になるでしょう。

屋根の状態

屋根の状態も、費用に影響する要素です。屋根材に劣化が発生していると、塗装の前に補修作業を追加で行わなければなりません。屋根材にひび割れ・サビなどがある場合は高圧洗浄ができず、補修から行う必要があるのです。

屋根塗装時の料金を抑えるために、塗装前にも定期的なメンテナンスを行ってください。

塗料の種類

屋根側の条件だけでなく、塗料の違いによっても料金は変化します。一口に塗料といっても、実際には様々な種類やグレードがあるためです。耐久性が高く機能性に優れた塗料ほど、一般的に高額になる傾向があります。例えば、アクリル系やウレタン系の塗料は比較的安価ですが、フッ素系や無機系の塗料は高額です。

人件費

屋根塗装の料金を出すための要素としては、人件費も忘れてはいけません。手間や時間がかかる作業ほど人件費も高額になり、最終的な料金もかさみます。また、依頼した業者と実際に作業する業者が異なる場合、中間マージンの発生によって高額になりやすいのが一般的です。

気候

作業する際の気候によっても、実は料金が異なります。雨や雪が多い地域や日差しが強く紫外線の影響が強い地域などでは、塗装が劣化しやすく、料金が高額になるのが一般的です。

上記のように、様々な条件によって屋根塗装料金は左右されます。そのため、目安を確認できても、実際の料金が変わることは十分あり得るでしょう。実際の料金を確認したい場合は、業者へ問い合わせることが大切です。